今月に入って売上の減少が大きくなってきたお店が増えてきました。
地元の方をターゲットに営業していたり、大型の宴会を営業の中心としていないお店は何とか持ちこたえていたのですが、東京都や大阪府等の週末の自粛呼びかけや、 厚生労働省 による感染予防のため3密(「密集」「密閉」「密接」 )を避ける求めにより来店数が激減したみたいです。
また、志村けんさんがお亡くなりになられたことも、皆さまの自粛意識を高めたと思います。
国の方針としては先ず感染者の爆発を避ける。これは仕方のないことと思います。ですので、国民が外出を控え集客が出来なくなる。これも耐えなければならないことだと思います。
そして、この状況がいつまで続くか分からない。しかし、経営者として、今やらなければならないことがあると思います。
会社(お店)を守る!
従業員、家族を守る!
お客様のニーズに応える。社会に貢献する!
ための行動を果敢に取り組んで下さい。今回、5つの対策についてお伝えしたいと思います。
- 資金調達
- 経費削減
- コロナ対策の強化・アピール
- テイクアウト商品・宅配商品の開発
- アフターコロナ対策
今日は、資金調達についてお伝えいたします。
1.資金調達 ・・・今までは現金商売なので資金繰り表なども作らず、上手く経営出来ていたのかもしれませんが、これを機会に簡単でもいいので資金繰り表を作成してみて下さい。
今後この状況が続けばいつ資金がショートするのか。 もしくは、もっとひどい状況になればどうなるのか。それを認識して下さい。
そして、お取引のある銀行に相談して下さい。もしくは、日本政策金融公庫さんの新型コロナウイルス感染症特別貸付を活用されることを検討してみて下さい。
日本政策金融公庫さんのURLを貼っておきます。
また、各都道府県や市町村で出している補助金や助成金などを活用して、資金繰りを少しでも改善して、なんとしても生き延びて下さい。
小規模事業者持続化補助金のチラシのURLを貼っておきます。こちらは販促に使える補助金です。
https://seisansei.smrj.go.jp/pdf/0102.pdf
随時更新されていますが、経済産業省の「新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者 」むけのパンフレットのURLも貼っておきます。
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
僕が飲食業界に入って、バブル崩壊、関西大震災、リーマンショック等いろいろな不況を経験しました。僕のホームページのプロフィールでも書いていますが、当時の僕は、今でしょう!の林修先生が言うところの、「歴史上の負ける人の特徴」通りでした。それは、
情報不足
慢心
思い込み です。
世の中の動きを知ろうともせず、いろいろな国の施策を調べることもなく、ただただ自分の思い込みで、今までの成功体験を強化するという行動に出ていました。強化というのは、例えばある仕事を今まで1回で上手くいっていたなら5回するとか、1時間で上手くいっていたなら3時間するとか。
スポーツ根性論で乗り切ろうとしていました。そして失敗しました。
今は昔と違って情報を手に入れやすいので、思い込みや、慢心を捨て、生き残りの情報入手を怠らないで下さい。僕と同じ失敗はして欲しくない!
また、様々な不況を体験した経験から言わせていただくと、コロナが上手く収束しても、前と同じ状況にはならないということです。
いい意味でも悪い意味でもそこは、新しい世界になっているということです。ですのでコロナ前に立てた事業計画等の様々な計画は見直す必要があります。
今、コロナ前からの出店計画や新規事業計画を実行しようとしているところは計画の見直しをして下さい。
動き出したプロジェクトを止めるのは勇気も力もいるとは思いますが、一度冷静になって計画の立て直しをしてみて下さい。
明日は、2.の経費削減からお話を続けます。
こんなときだからこそ、
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