2020年1月12日
今日は、「お店の中で商品の発信力をアップさせて客単価をあげること」の2回目です。
店内での具体的な発信方法についてお伝えしますね。
先ず最初はお勉強から。
皆さん、AIDMAってご存知ですか。
AIDMAは、消費者の購買決定プロセスを説明するモデルの1つで、
そのプロセスの頭文字をとってつけた略語なんです。
消費者の方々がものを買うときには、このよう流れになると言われています。
①その製品の存在を知り(Attention)
②興味をもち(Interest )
③欲しいと思うようになり(Desire)
④記憶して(Memory)
⑤最終的に購買行動に至る(Action)
(もっと詳しく言うと、①Attentionを認知段階、②③Interest、Desireおよび④Memoryを感情段階、⑤Actionを行動段階と区別するそうです。)
この一連の流れを、店頭や店内でお客様にやっていただく必要があるのです。
飲食店において購買行動は、入店することと、注文することですよね。
ですから、店頭の発信力を高めて、入店(購買行動)の後押しをする。
店内の商品の発信力を高めて、売りたい商品(おすすめ商品)の注文(購買行動)の後押しをする必要があるのです。
具体的に「おすすめ商品」を注文してもらうには、
①店頭のPOP、接客によるご案内、メニューブック、店内POP等により存在を認知してもらい、
②③④シズル感のある写真や欲求に訴えかけるキャッチコピー、商品の付加価値を伝える紹介文等により
興味、欲求をもち記憶してもらい、
⑤こころよくご注文いただく
という流れになります。
一度この流れを意識して、店頭のPOP,メニュー、店内POP、接客法を見直してみて下さい。
「店内POPは作っているが、購買に繋がらない・・・」
ってかたは、そもそもそのPOPが認知されているのか?
目立っているのか?
というところから、見直して下さい。
よくあるのは、
・POPが色あせて、写真も色あせて、存在感が無い
・いろいろなPOPを貼りすぎて、(コーヒー豆屋さんに貰ったPOPやビールメーカーさんに貰ったPOP、また、ご近所の催し物のお知らせや、季節は過ぎているのに外し忘れているPOP・・・)売りたい商品が目立っていない
・小さな字でいろいろ書いてあるので読みにくい
などなどです。
客観的に見れなかったら、そのターゲットの人(複数)にリサーチしてみて下さい。
きっと結果は現れますよ。
そうそう。何度も言いますが、新しい取組みをした前後の数値(売上、客数、商品点数、客単価等)を検証することは忘れずに!
それが一番肝心ですからね。
おひとりで取組むのが難しかったら気軽にご相談下さい。
お役に立ちますよ。